はれときどきポーカーフェイス

~はり子の日々様々なたわごと~

明日は父の日

 

今週のお題「おとうさん」

 

父はどんな人かと聞かれたら

「いつも優しい人」です。  

母には特に優しかったんじゃないでしょうか。

 

母が今からちょうど1年前に

肝硬変で亡くなりました。

 

母は

父とは趣味が合わず

一緒に出かけたがらず

お金に厳しく

病気しても父のいう事聞かず

「私なんて はよ 死んだらええねん」

が 口癖でした。

 

食事中は父に

「食べすぎ!だからそんなお腹でるのよ!」

と よく言って 

家族の食事を辛いものにさせていました。

その他 小さな事で喧嘩が絶えませんでした。

 

結婚する前 見ていた私は

結婚したら大丈夫かな あのふたり・・・

と ほんと 心配で。

 

父は 離婚しようかな 

別れて自由になりたいな

と しょっちゅう言っていて

もし本当にそうなっても

私は反対しないつもりでした。

別れたい別れたい 言ってたけど

口だけちゃうか?とも正直思っていたし・・・

 

仲いい時ももちろんあるんですけど

食事の時は ほんと 母が何か不満を言ったり

喧嘩する事が多くて

実家にいる頃は一緒に食べるのが辛かったですね。

 

ついに昨年の春 母の病状が深刻なものになり

母が病院から家に帰れなくなった時

父は仕事の後 毎日病院に行き

たまに泊まっていってほしいと言う

母の我が儘を文句を言いながらも受け止め

(ベット堅くて眠れず 翌日仕事行くのキツイらしい)

母が少しでも食べれそうなものを聞いては

買って見舞っていました。

けどほんとに少ししか食べれなくなってしまっていました。

ウナギとか寿司とかコロッケとか

何故だか濃いものを食べたいって言ってましたね。

病院食があっさりしすぎってのもあるんでしょうけど。

そう言ってるうちは 今思えばまだ元気だった。

少しでも食べてくれれば それでよかった。

 

最期の方はもうアイスしか食べれなかったなぁ。

ハーゲンダッツのアイスを見ると

母を思い出してしまいます。

 

母がいなくなってからの父は

ずっとさみしそうで

最近、

やっとさみしさに慣れたような気がする

と言ってはいるけど

まだまだ一人は好きになれないようです。

 

母は我が儘で 父に色々言ってきたけど

最期は

「もっとお父さんに優しくすればよかった」

「あんなに優しい人いないよね」

と言って後悔していた。

 

私も 母の分まで 父に優しくしておこう。

私より ずっとずっと 優しい父に。

 

 

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